西武が佐藤龍世と相内誠に対外試合出場禁止処分など 自宅待機期間に速度超過運転

西武の相内誠(左)と佐藤龍世
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 プロ野球の西武が20日、佐藤龍世内野手と、相内誠投手について、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から球団内で自宅待機及び不要不急の外出禁止と定めていた期間中に、千葉県内でゴルフをするために外出し、その際、佐藤が運転する自動車が道路交通法に違反する危険な走行をしていた事実が判明したと発表した。2人に対して、球団は無期限の対外試合出場禁止及びユニフォーム着用禁止する処分内容を明らかにした。

 球団発表によると、4月12日、相内が同乗する自動車を佐藤が運転し、千葉県内のゴルフ場へ向かう途中、首都高速道路中央環状線山手トンネル内を法定の最高速度を大幅に超過する速度で走行したとしている。

 8月17日に佐藤から球団へ違反の報告があり、佐藤には同月18日、相内には同月19日に、それぞれ詳細を確認し、上記違反内容が判明したという。

 2人に対し、西武は無期限の対外試合出場禁止及びユニフォーム着用禁止の処分とすると発表した。

 佐藤は「自分の置かれている立場を考えず、また自らの甘さがこのような事態を招いてしまったと考えています。深く反省しております。今後、二度とこのようなことを起こさないよう、十分に注意するとともに、社会人としてのルールをしっかり守り、責任ある行動をとってまいります。この度は大変申し訳ございませんでした」。相内も「日頃から応援していただいている多くの方に、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深く反省しております。今回のスピードの出し過ぎやチームのルールについてのみならず、日常から年上の私が模範になるべきでした。社会人としての責任を痛感し、今後、同じ過ちを犯さないよう行動してまいります」とコメントした。

 飯田光男球団本部長は「日頃から、佐藤龍世や相内誠をはじめ当球団を応援していただいているファンの皆さま、関係の皆さまに心よりお詫び申しあげます。当球団といたしましては、今般の事態を大変重く受けとめ、選手2名に対して厳しく指導するとともに、厳正に処分いたしました。今後は、ファンの皆さまのご期待を裏切ることがないよう、コンプライアンスの再徹底と教育を強化してまいります」と謝罪と、再発防止についての談話を出した。

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