関根潤三さんが死去 大洋、ヤクルトで監督 93歳

 関根潤三氏=2016年4月撮影
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 プロ野球の大洋、ヤクルトで監督を務めた関根潤三さんが死去したことが9日、わかった。93歳だった。

 関根さんは1927年3月15日生まれ、東京都出身。旧制日大三中(現日大三高)、法大を経て、50年に近鉄入り。65年に巨人に移籍し、その年で引退した。

 プロ入り当初は投手として活躍、打者に転向した57年は2試合に登板しながら125試合に出場した。58年以降は打者に専念。通算65勝、1137安打、59本塁打を記録した。オールスターでは初めて投手、野手両方でのファン投票選出を果たした。

 引退後は指導者として若手育成に手腕を発揮した。70年に広島のコーチとして山本浩二、衣笠祥雄らを育成。75年には長島政権下で巨人ヘッドコーチ、76年には2軍監督を務めた。82年に大洋の監督を3年間、87年からはヤクルトの監督を3年間務めた。大洋では遠藤一彦、屋敷要、高木豊らを、ヤクルトでは池山隆寛、広沢克己、栗山英樹、伊東昭光らの若手を積極起用した。

 監督としての成績は通算331勝408敗。最高位は大洋時代の83年の3位だった。03年に野球殿堂入りした。

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