横浜高監督候補に楽天涌井の元女房役 03年センバツ準Vの村田浩明氏
甲子園春夏通算5度の優勝を誇る名門・横浜の次期監督候補にOBの村田浩明氏(33)が挙がっていることが9日、関係者の話でわかった。村田氏は2年だった03年春に同学年の涌井秀章(現楽天)とバッテリーを組み、センバツ準優勝。3年となった04年夏の甲子園では主将として8強入りを果たした。
日体大に進学後、大学在学中に母校のコーチを経験した。卒業後は神奈川県の教員に採用され、現在は白山の監督を務めている。18年夏の北神奈川大会で8強へ導くなど、公立ながら全国屈指の激戦区で健闘していた。
横浜は19年秋に監督だった平田徹氏(36)と部長だった金子雅氏(42)を部員への暴言や暴力行為を理由に解任した。20年3月31日までは当時コーチだった高山大輝氏(28)を監督代行として活動。同4月からの後任を検討していく方針を明かしていた。
現チームでは元ヤクルト内野手で現球団職員の度会博文氏(48)の次男・隆輝内野手(2年)が今秋ドラフト候補に挙がり、左腕の松本隆之介投手(2年)、右腕の木下幹也投手(2年)もプロから注目を集めるなど逸材ぞろいだ。学校も今年4月から男女共学がスタート。新体制で心機一転、19年春以来の甲子園出場を目指す。