巨人 東京DでのヤクルトとのOP戦2試合を無観客試合に コロナ感染拡大防止策

 プロ野球の巨人は25日、都内の球団事務所で新型コロナウイルス感染拡大についての対応策として、29日、3月1日に東京ドームで開催予定だったヤクルトとのオープン戦2試合を無観客試合とすることを発表した。3月12日の「読売巨人軍激励会」も中止とする。

 新型コロナの感染症対策専門家会議が、感染の拡大スピード抑制には「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を発表したことを受けての決定という。

 屋内空間である東京ドームについては「高い換気能力と広大な空間によって屋外と同様の環境を確保できている」とし、東京ドーム開催が無観客試合の直接的な理由ではないとした上で「社会全体で感染拡大のリスクを小さくすることが求められいる状況」での最善策を取ったと説明した。入場料の払い戻しなどは26日以降に発表する。

 巨人を含む12球団は、26日に都内で今後のオープン戦の開催可否や無観客試合の実施などについて協議するため緊急の12球団代表者会議を開くことが決まった。

 巨人はこれまでオープン戦での新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてジェット風船の使用を禁止し、アルコール消毒液の設置や「手洗い」「咳エチケット」の協力を呼びかけてきた。

 Jリーグはこの日3月15日までに予定されていた公式戦94試合の延期を発表している。

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