ＤｅＮＡは２９日、米大リーグ・レッズに所属しているトレバー・バウアー投手（２８）を近日中に横須賀の２軍施設「ＤＯＣＫ」へ招待すると発表した。当日は施設を見学し、今永昇太投手（２６）ら選手と交流する。

　バウアーはメジャー通算７０勝をマーク。今年７月のロイヤルズ戦では、五回途中８失点で降板を告げられた瞬間、球をバックスクリーンに投げ込み話題となった。２０１５年から５年連続２桁勝利をマークしている大物右腕だ。

　球団は現在、進藤ら若手投手数人を米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に派遣している。そこで練習するバウアーと球団関係者が話をした際、ＤｅＮＡの２軍施設に右腕が興味を持ったことから来日が決まった。

　横須賀スタジアムに隣接するＤＯＣＫは、総工費約４０億円で今夏に完成。青星寮、グラウンド、室内練習場を完備する２軍の拠点だ。３階建ての寮には各階にトレーニングスペースが設置されており、昼夜問わず練習できる環境が整っている。

　ＤＯＣＫでは現在、若手を中心に選手たちが自主トレに励んでいる。今永らがメジャー右腕から刺激を受け、成長のきっかけになることが期待される。