オリックス小瀬氏の「41」復活 佐野が志願継承「自分の番号にしていけたら」
オリックスは8日、佐野皓大外野手(23)の背番号を来季から「41」に変更すると発表した。同番号は2010年2月のキャンプ中に、沖縄県宮古島の宿舎で24歳の若さながら転落死した小瀬浩之氏が最後。あまりにもショッキングな出来事から、以降は空き番となっていた。
森川球団本部長は「本人の希望です。こういう経緯があったということは説明しました。いつまでも欠番になるよりは前向きにつけたいという意思を尊重しました。結果を残してもらいたいですね」と飛躍を期待した。
佐野は「(事件のことは)ネットで知っているくらいです。(小瀬さんと)誕生日が同じでした。自分の番号にしていけたらいい」と話した。
佐野の背番号は投手として入団した14年の「12」を皮切りに17年は「64」。野手転向し、育成契約となった18年は「121」からシーズン途中に支配下登録され現在の「93」に変更されていた。来季は新たな背番号で戦いに臨む。