落合氏、鳥谷は「悔いのない人生を送らせてやらなきゃいけない選手」阪神の対応に苦言
元中日監督の落合博満氏が9日深夜放送のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」に出演し、今季限りで阪神を退団する鳥谷敬内野手について、「活躍できるできないでじゃなくて、悔いのない人生を送らせてやらなきゃいけない数少ない選手」と評した。
8月に行われた球団と鳥谷との会談の中で「引退してくれ」という発言があったかどうかについて、落合氏はその真偽は分からないとした上で、「もし本当に『引退してくれ』と言ったのなら、その言い方は間違い。球団としては、来季の契約は結ばないという、話の持っていき方にしないと」と球団の対応の仕方に問題があったと指摘。
さらに、今年が5年契約の最終年ということから「今年契約が切れるというのが分かっているんだったら、もっと早めに動いていかないといけない」と球団の初動の遅さについても言及した。
来季、他球団へ移籍しても、活躍できるかを問われると、「活躍できるできないじゃなくて、彼の思いを遂げてやらなきゃいけない。悔いのない野球人生を送らせてやらなきゃいけない数少ない選手」と、虎一筋に16年間プレーしてきたレジェンドに敬意を表していた。