中日・大野雄が防御率のタイトル確定 3回1/3を完全投球 交代に阪神ファンからも大歓声

 4回途中、声援に応えながら降板する中日・大野雄大
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 「阪神-中日」(30日、甲子園球場)

 中日・大野雄大投手が、最優秀防御率のタイトルを確定させた。

 勝てばCS決定の阪神を相手に、3回1/3をパーフェクトに抑える好投。広島・ジョンソンを抜き、リーグトップに立ったところで交代となった。

 降板時には、異例の光景が広がった。ここまで完全投球を続けた中日・大野雄の降板に、甲子園球場のスタンドが大歓声。マウンドを降りる左腕に拍手まで注がれた。

 先発の大野雄は3回までパーフェクト投球。四回、走者なしで近本を一ゴロに打ち取った。ここでベンチから与田監督が出て、2番手・三ツ間に交代を告げる。大野雄は3回1/3を無失点で投げ終えると、これまで1位だった広島・ジョンソンの2・59を抜き、トップになる計算だった。ノルマを達成し、2・58で試合が成立すればタイトルは確定。9勝で2桁勝利の権利もあったが、防御率のタイトルを優先した。

 14日の阪神戦ではノーヒットノーランを達成。阪神側からすればこの日も無安打に抑えられていただけに、超満員となった甲子園のスタンドは拍手喝采。勝てば3位でCSに進出する大事な一戦だけに、相手投手の好投に声援が送られる異例の光景となった。

 代わった三ツ間から、北條が左前打で出塁。この日、チーム初安打となった。好機を広げ、大山が先制適時打。さらに三ツ間の暴投で2-0となり、阪神には願ってもない展開となった。

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