巨人13年ぶりの7点差大逆転勝利!亀井がサヨナラ犠飛 チーム5本塁打、2位と1差守る
「巨人10-9ヤクルト」(9日、東京ドーム)
9-9で迎えた延長十回、巨人は亀井がサヨナラ犠飛を放ち、劇的な勝利を収めた。最大7点差をひっくり返す大逆転勝利となった。
延長十回から登板したヤクルト・マクガフから、先頭の坂本勇が右越えの二塁打。丸が敬遠、岡本が四球を選び、無死満塁で阿部は三振に倒れた。1死満塁で送り込まれた代打・亀井がレフトへのフライを放ち、三走が生還した。
この日は先発の今村が三回途中6失点で降板と苦しい序盤だった。四回表を終えた時点の0-7、五回表を終えた時点の1-8と7点差からの大逆転勝利となった。巨人が7点差以上を逆転して勝ったのは、06年7月15日のヤクルト戦(0-7から11-9)以来、約13年ぶり。
試合の流れを大きく引き寄せたのは、四番・岡本の打撃だった。六回に2年連続の20本塁打となる20号ソロを放つと、八回、スコアは9-6、1死一、二塁の場面で近藤から右翼席へ21号3ランをたたき込み同点。原監督を含め、選手・スタッフが大喜びの一撃だった。岡本の2本塁打の他、坂本勇の30号、ゲレーロの11号、12号とチーム5本塁打でじりじりとヤクルトを追い上げていった。
この勝利は“混セ”を戦い抜く上でも非常に大きな意味があった。2位・DeNAとの1ゲーム差、3位・広島との1・5ゲーム差を堅持した。