DeNA再進撃へ 浜口6回11K無失点6勝目 ラミレス監督「非常に大きい」

 「広島0-4DeNA」(7日、マツダスタジアム)

 六回、2死一、二塁のピンチで松山を見逃し三振に仕留めると、拳を握りしめた嶺井とは対照的に、DeNA・浜口は静かにマウンドを降りた。6回を4安打無失点11奪三振。「意識はしていました」と前夜の敗戦から再びチームに勢いをもたらす快投で6勝目をマークした。

 三振の山を築いた。「直球の走りはよくなかった」と言いつつ、相手のタイミングを巧みに外すチェンジアップが抜群に切れた。六回は2死一塁から鈴木に四球。この日初めて得点圏に走者を背負ったが、「出してもいいフォアボール」と続く松山を仕留めた。

 今季は4、5月と2カ月連続で完封を記録。ただ、この成功体験が投球に変調をきたす。中継ぎ陣の負担を軽減するため、長いイニングを投げたい一心で力配分を意識しすぎ、2試合連続で2回持たずKO降板。2軍降格すらちらついた。

 その際、木塚投手コーチが「あのまま2軍に落ちたら何も残らない。違う景色を見せてあげたい」と中継ぎでの起用をラミレス監督に進言。6月のオリックス戦で1回を無失点に抑え、「打者一人一人と向き合う大切さを再認識できた」と浜口は振り返る。

 巨人も勝ち、首位浮上はならなかったが、0・5差をキープ。「今日の勝ちは非常に大きい」と指揮官。若き左腕の快投を号令に再進撃する。

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