元沖縄水産・大野倫さん 高校生の球数制限「ルールは必ず必要」 甲子園で疲労骨折

 沖縄水産OBで巨人、ダイエーでもプレーした1991年夏の甲子園で準優勝した大野倫さんが3日、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」にVTR出演。学生投手の球数制限について「ルールは必要」と持論を語った。

 番組では、高校野球に関連し、中高生の投手の球数制限について論議。大野さんはその夏の大会で6試合を完投し、連投などで右肘を疲労骨折。閉会式では肘が「く」の字に曲がったまま伸ばすことさえできなかった。卒業後は九州共立大に進学も投手をあきらめた。それでも「僕は栽先生との信頼関係で、逆にマウンドを降りろと言われたら、栽先生に対して不信感を持ってたかも」と、当時は投げ続けたい気持ちの方が強かったとした。「最後まで投げさせてくれて感謝という思いはある。正直なところ」と、投げたいと思う高校球児の気持ちを代弁した。

 しかし大会で投げ抜き疲労骨折したという事実は、大きな波紋を呼んだ。以降は日本高野連が中心となり、甲子園出場校の投手の肩肘メディカルチェックを実施するように。大野さんは「そこで制限していくのか、ひとつしかないと思う。ルールとして必ず必要だと思っています」と、選手自身は投げたい気持ちを持っているだけに、球数制限をルール化する必要性を説いた。

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