元オリックス・奥浪容疑者を逮捕 200万をだまし取った疑い 3月には児童買春で逮捕

 プロ野球オリックスの元選手で無職の奥浪鏡容疑者(23)が30日、警察官を装い高齢者からキャッシュカードと現金をだまし取ったなどとして詐欺と窃盗の容疑で兵庫県警長田署に逮捕された。「キャッシュカードをだまし取ってないし、お金を引き出したことも知りません」と容疑を否認している。

 昨年7月10日、兵庫県尼崎市の男性(80)宅に警察官を名乗って電話をかけ、キャッシュカードが犯罪に関連しているなどとして、男性からキャッシュカード2枚をだまし取って、200万円を引き出した疑い。

 同署は、同じ事件で逮捕された別の容疑者が「奥浪から詐欺の仕事を紹介された」などと供述したことから、奥浪容疑者が浮上。奥浪容疑者の口座にだまし取ったみられる金銭の一部が送金されていたという。同署は奥浪容疑者が実行犯ではなく詐欺グループの指示役を務めていた可能性があるとし、余罪などを調べている。

 奥浪容疑者は2014年に岡山・創志学園高からドラフト6位で入団。高校通算71発を放ったスラッガーで同年のフレッシュオールスターでは優秀選手に選ばれた。15年にはウエスタン・リーグでチーム最多の8本塁打50打点をマークするなど将来の主砲候補だった。

 しかし、17年5月に、スピード違反で30日間の運転免許停止処分を受けたが球団に報告せず、その直後に乗用車を運転してバイクと接触する人身事故を起こした。球団からは、無期限謹慎処分を受け、同年8月に契約を解除された。同年11月にトライアウトに挑んだが契約には至らなかった。

 今年3月には、昨年12月に当時高校生だった少女に現金4万円を渡す約束をして、みだらな行為をした児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで大阪府警淀川署に逮捕されている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス