プロ注目の横浜・及川「実力がなかった」突然の大乱調でKO負け 初戦で散る

3回、投手から右翼に守備変更した横浜・及川=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・1回戦、明豊13-5横浜」(24日、甲子園球場)

 横浜(神奈川)先発のドラフト候補・及川雅貴投手(3年)が三回途中でKOされ、初戦で散った。三回、2四球でピンチを招くと4安打を浴び、5失点で降板。その後、八回途中から再登板して1回1/3を投げ、4奪三振と意地を示したが、チームは大敗した。

 横浜は初回、及川の適時打などで3点を先制し、二回にも1点を追加。だが三回、マウンドの及川が突然の大乱調。先頭から2者連続四球の後、明豊・表悠斗内野手(3年)に左前適時打を許すと、1死一、二塁から2本の長短打で3点を失い、同点に追いつかれた。さらに2死三塁から内野安打で1点を献上した。ここで松本龍之介投手(2年)にマウンドを譲り、右翼の守備に就いた。

 その後、及川は八回に8点ビハインドとなったところで再登板。4三振を奪い能力の高さは示したが、初戦敗退となった。トータルでは4回を投げ、5安打4失点6奪三振だった。最速は146キロだった。

 平田徹監督(35)は「四球から崩れる悪いパターンが出た。これが彼の実力です」と不満顔。及川も「自分の持ち球の真っ直ぐが自分の投げるべき場所に投げられなかった。自分の実力がなかった」と神妙な顔だった。

 明豊は5番・藪田源外野手(3年)が6打点を挙げるなど、打線が活発。投手陣は左腕・若杉晟汰投手(2年)、右腕・大畑蓮投手(3年)とつなぎ、2009年以来のセンバツ勝利を挙げた。

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