巨人・渡辺恒雄氏“優勝するまで死ねない”原監督にV奪還を厳命

 巨人の渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(92)が22日、都内のホテルで行われた「2019 読売巨人軍激励会」に出席。主催者あいさつで「もういっぺん優勝するまでは、死ぬわけにはいかないという心境」と新生・原巨人にV奪回を厳命した。

 昨年8月に頸椎(けいつい)の一部を骨折した渡辺主筆だが、壇上では元気な姿で渡辺節を炸(さく)裂させた。4年ぶりに指揮を執る原監督には「向こう10年ぐらい頑張ってもらいたい」と長期政権を熱望。その上で「あと2カ月で93歳になる。10年、生きるかどうか分かりませんけど、死んだ後もひとつ、巨人軍には頑張ってもらいたい」とゲキを飛ばした。

 打線の破壊力に手応えがある。前日21日の西武戦は岡本、陽岱鋼、重信、坂本勇の4本塁打で快勝。今季は広島から丸が加入し「昨日の試合を見ると、いよいよ今年は優勝する年と確信せざるを得ない。ここにいる選手諸君で、ホームラン(王)争いをやってくれることは間違いない」と豪語した。

 5年連続V逸となれば球団ワースト。体調が回復した渡辺主筆は、強い巨人が復活し、V9時代のように優勝が続くことを願っている。

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