元阪神・中谷監督が帰ってきた 智弁和歌山「甲子園練習」1番乗り!

 甲子園に姿を見せた智弁和歌山・中谷監督
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 第91回選抜高等学校野球大会(23日開幕・甲子園)の甲子園練習が18日、スタートし、智弁和歌山が一番乗りで練習を行った。阪神などで活躍した同校の中谷仁監督(39)は、監督として初の甲子園となり、晴天の下、ノックなどで精力的に動いた。コーチだった昨年は準優勝に終わった舞台で、優勝を目指して戦っていく。

 まっさらな黒土の感触が懐かしい。響き渡る打球音と生徒の声が心地いい。「(改めて)最高のグラウンドだなと思いました」。監督として帰ってきた、思い出深い甲子園だ。快晴の空の下、中谷監督は充実した表情を浮かべていた。

 「(監督になって)違うと言えば違う、というところですかね。思ったより見てる人がいてノックが下手なのがバレるなと(笑)」

 組み合わせ抽選では32番のクジを引いたものの、この日始まった甲子園練習ではトップに。「何かしらの意味があると思って、しっかりと準備する時間を与えてもらっているととらえて、しっかり準備したいです」。打撃練習は行わず、与えられた30分は守備練習に割いた。

 甲子園について問われると「鳴尾浜(2軍)の方が多かったので」と笑ったが、プロ野球人生をスタートさせた大切な場所であることに変わりはない。コーチだった昨年のセンバツでは、決勝で大阪桐蔭に屈した。今年はその上を目指す。

 「まず初戦突破を目指して(決勝含む)5試合やれるように、去年より上というのがチーム全体の目標です」と中谷監督。現3年生は、自身が智弁和歌山でコーチを始めた時の新入生で「同期」となる。かわいい教え子たちとかつての本拠地で新たな夢を追う。

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