快投続く日本ハム斎藤佑、栗山監督も絶賛「ボールが本当にいい。質が違う」
「オープン戦、阪神3-3日本ハム」(9日、甲子園球場)
日本ハム・栗山英樹監督が、快投を続ける斎藤佑樹投手を絶賛した。
右腕はプロ入り初めて甲子園で先発し、2回3奪三振パーフェクト。球数30球で交代となったが、実戦3試合でトータル7回無安打無失点となった。
復活を目指す9年目。キャンプから好調をキープし、先発ローテ入りを猛アピールしている。聖地で躍動した右腕について、栗山監督は「佑樹は甲子園に対して、いろんな思いがあると思うけど、それを出してくれてうれしかった」と満足げ。結果を出し続けている要因にも触れ、「ボールが本当にいい。質が違う。そこは大きく評価している」と内容も評価した。
斎藤佑は早実時代の06年夏、田中将大(ヤンキース)を擁する駒大苫小牧との引き分け再試合を制し、全国制覇。プロでの甲子園登板は15年6月16日の阪神戦で中継ぎ登板のみで、プロでは初めて真っさらなマウンドへ上がった。
直球の最速は137キロだったが、低めの制球力が抜群。上本、福留、鳥谷から3三振を奪うなど、危なげなく2イニングを乗り切った。降板後、斎藤佑は甲子園のマウンドについて「やっぱり気持ちいい。苦手意識はないですし、投げていていい球場だなと思います。マウンドからの景色もなかなか見られるものではないので」と、笑顔を浮かべた。