西武移籍の内海が入団会見 背番号27 前任は炭谷「ひとつでも上に」

西武への入団会見を行い、西武・渡辺SD(右)と握手を交わす内海哲也=球団事務所(撮影・中田匡峻)
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 巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償として西武入りした内海哲也投手(36)が21日、所沢市の球団事務所で入団会見を行った。背番号は炭谷が背負っていた27に決定した。

 巨人の顔だった選手の電撃移籍。人的補償選手の移籍会見としては異例ともいえるほど注目度が高まり、テレビカメラは約10台、記者も50人以上が集まった。

 スーツ姿の内海は緊張した面持ちで出席。「来シーズンより西武ライオンズさんにお世話になります。内海です。ライオンズの一員として戦うんだなと、気持ちになりました」とあいさつした。続けて「(巨人では)数々の経験をしたので思い出すことばかり、それを生かせるように頑張りたい。みんなびっくりしていたが、一日たって前向きに、新たな気持ちで頑張る気持ちでいます」。電撃移籍決定から一夜明け、新天地で一歩を切った。

 背番号27については複数の候補から自ら選んだという。巨人時代の26は埋まっており、「いろいろ候補があったんですが、ひとつでも上にいくというつもり。銀仁朗君の後になりますが、ひとつでも先にという気持ちです」と語った。

 移籍については「ルールなんで」とし、前向きな気持ちを押し出した。原監督からも「頑張ってこい」とエールを送られたという。ただ、古巣との対戦について聞かれると苦笑いを浮かべ、「すごく緊張する、できれば避けたい。長野とか坂本に投げたい」とうなずいた。

 内海は03年ドラフト自由枠で東京ガスから巨人に入団。ここまでプロ15年で通算324試合に登板、133勝101敗、防御率3・21の成績を残している。

 左腕エースとして6度のリーグ制覇、2度の日本一に貢献。11年には18勝、12年には15勝で2年連続最多勝。14年以降は2桁勝利から遠ざかっており、今季は5勝5敗、防御率4・17だった。

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