オリックス 近藤の要望受けリリーフ査定見直しへ
オリックス・近藤大亮投手(27)は12日、大阪市の球団施設で2度目の契約更改に臨み、前回から350万増の3850万円でサイン。要望したリリーフの査定ポイントの見直しも勝ち取った。
「負けている場面で投げても評価されるようにしてもらえる。これでリリーフのモチベーションが上がれば」
ブルペンのリーダーとしての自覚が、原動力となった。12球団1位の防御率は勝ちパターンだけでなく、負けている場面で投げた投手の頑張りがあったからこそ。査定は勝利への貢献度が反映されるものだが、味方の反撃を信じて無失点を続けたリリーフも評価されるべきと主張した。
これを受けて森川球団本部長補佐は「無失点、回またぎ、少ない球数で抑えるなどの項目を細かく見ていくことにします」と来季からの査定の見直しを示唆した。
近藤は「来季は60試合以上投げたい。リリーフ陣一丸となって防御率を少しでも少なくしたい」と話した。金子、西が抜けても盤石のブルペンで支えてみせるつもりだ。