NPB1軍登録枠29選手に拡大へ 来季から1人増、ベンチ入り25選手は変わらず

 プロ野球セ・パ両リーグが1軍公式戦の出場選手登録の人数を、来季から1枠増やして29人とすることが7日、分かった。複数の関係者の話を総合すると、ベンチ入りの人数は従来の25人で変わらず。11月の実行委員会で12球団が来季から実施の方針を確認した。

 労組・日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)が選手の出場機会拡大へ、40人枠に入っていない選手を獲得できるMLBの「ルール5ドラフト」と同様な「現役ドラフト」導入を求めてきたことに端を発し、対案として昨年からセ・リーグを中心に登録枠の拡大が議論されてきた。

 出場選手登録を抹消になると、再登録までに10日間が必要となる。だが、登録枠が拡大されれば登録抹消をせずに試合ごとに入れ替えるベンチ入りメンバーの選択肢が増える。

 12球団にとっては中継ぎ、野手などを1人増やすことで柔軟な選手起用が可能となり、選手側も出場機会増につながるとともに国内外のFA権取得条件となる1軍登録日数が実質的に増えるなどのメリットが生まれる。

 11月の実行委員会ではセの案にパも賛同。その後、選手会との事務折衝で提案され、選手会が受け入れたことで来季導入の方向性が固まった。野球協約第81条の(2)で「出場選手登録される選手数は、常時28名以内とする」と規定されているため、今後は野球協約委員会を開き、協約を改定する運びとなる。

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