ロッテ・ドラ1藤原、なりすましSNSに困惑「やるつもりはありません」と訴える
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=の人気の高さを証明する“事件”が起こっていたことが8日までに分かった。
藤原がたまらず球団に相談したのは「多数のなりすましTwitterなどが存在し困惑している」だった。
藤原は「友達などから、なりすましがあるぞと言われていました。ボク個人としてはどうでもいいのですが、やはり読んでいる人に申し訳ないと思います」とファンや関係者を気遣った。
これを受けて、球団が調査に乗り出し、確認できた範囲で14件に上り、さらに類似するものがあるとの結果が出た。今回の調査はTwitterに限定をしており、他のSNSツールで存在する可能性もある。
球団としては注意喚起とTwitter社通報を行っていく。
球団SNS担当は「成田投手が入団する前に、なりすましが数件あった事例などがありましたが、14件以上も見つかったのは初めて。あまりにも多く驚いています」。
さらに、「現役選手も含めてロッテで過去にこれほどまでのなりすましの数が発覚した例はありません。しかも彼の場合はドラフト会議前の段階でこれらのTwitterが存在したことから、ある意味でそれほど注目されていた人気選手である証拠ともいえます」と話した。
ちなみに“藤原効果”の一例だが、新入団会見で投稿した球団公式Twitter(11本)の「いいね!」の数は前年比315%。リツイートの数は前年比246%。球団公式Instagram(3本)は「いいね!」前年比404%となっている。
藤原は「(なりすましに)気が付いたのは高3春か、もう少し前だと思います。今の自分は野球に集中していますのでツイッターもインスタもやるつもりは全くありません。そういうのは一軍でレギュラーをしっかりとつかんでから考えます。今は全然興味がないので、ファンの皆さまはボクの名前のツイッターを見ても、すべてなりすましだと思ってください。とにかく野球に集中してバットを振る時間を大切にしたいと思います」と注意を呼びかけた。
藤原はキャンプ・インをにらむ。「2月1日から紅白戦があると聞いているので、そこで勝負できるようにギアを入れていきたいと思います」と改めて決意を表明した。
ちなみに新入団会見の際も宿泊ホテルにバットを持ちこみ、イベント後、素振りを30分ほどしていた。