オリックス・長村裕之球団本部長（５９）は７日、大阪市此花区の球団施設で取材に応じ、中島、金子に続く西の流出について「こちらとしては誠意を持って対応したつもりだが、抜けたという事実は私の不徳のいたすところ。ファン、球団には大変申し訳なく思っている」と沈痛な面持ちで話した。

　先発陣から今季１０勝１３敗の西、４勝７敗の金子が抜ける。２人合わせて２６０イニング以上を投げており穴埋めは並大抵ではない。

　また西村監督も「チームとしては本当に痛い。ただ権利だから仕方ない。代わりを作るのが我々の仕事」とコメント。

　長村本部長は「まずは発展途上の若い選手の底上げ、レベルアップを目指したい」と話す一方で、すでに渉外担当が渡米。新たな外国人投手の獲得に乗り出している。人的補償などについてはリストが届き次第、検討に入ることになる。