巨人・原監督 炭谷獲得は「最初の願い」「野球人銀仁朗の力になる」

入団会見を行う巨人・炭谷銀仁朗=東京都千代田区のホテル・ニューオータニ(撮影・西岡正)
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 巨人は26日、西武からFA宣言した炭谷銀仁朗捕手(31)と正式契約を締結。原辰徳監督が同席し、都内ホテルで入団会見を行った。

 オレンジ色のジャイアンツカラーのネクタイを着用。巨人愛を示した炭谷は「ジャイアンツという伝統ある球団に入団でき、光栄です。日本一奪回に向けて力になれるよう、貢献できるよう頑張っていきたい」と抱負。原監督は日本一奪還のために必要なピースだったことを強調し、「若い小林、大城、宇佐見、いいキャッチャーはいますが、日本一を狙うには時期尚早。そういうなか、FAで炭谷選手の名前があった。真っ先に球団のほうに炭谷君をキャッチャーの一員にいれてくださいと、最初の願いを伝えました」とうなずいた。

 炭谷は今季、森の台頭で出場機会が減少。客観的にこの様子を見ていた原監督は今季の起用法が獲得を決めた一因になったとし、「今年の使われ方はストレスがたまっている。もう少しゲームに出たいと思っているだろうな、と。それはいい材料として彼に声をかけた」と明かした。続けて、「まだ、彼は若い。まだ現役は半分すぎたあたり。“野球人銀仁朗”の力になり、成績が上がるようにサポートする」と、後押しした。

 炭谷は堅実な守備力と勝負強い打撃に定評があり、通算1169試合に出場。巨人では小林、宇佐見、大城、さらに来季からは捕手復帰する阿部も加え、レベルの高い正捕手争いが繰り広げられることとなる。

 3年契約で年俸は1・5億円(推定)。背番号は27に決定した。

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