「練習試合、平塚学園６－１横浜隼人」（２４日、平塚学園グラウンド）

　来季からＤｅＮＡ１軍投手コーチの三浦大輔氏の長男である平塚学園・三浦澪央斗投手（２年）が先発し、１失点完投勝利した。７四球を出しながら、要所をきっちりと締め最少失点。観戦に訪れた父の前で堂々の投球を披露した。

　投球フォームは父そっくりだ。“ハマの番長”をほうふつとさせるテークバックからスピンの利いた直球を軸に力投。最後の打者に対してこん身の１球を投げ込み、見逃し三振に斬った。「最後の球が一番よかったかな」と同じ神奈川の実力校・横浜隼人を相手に一人で投げ抜いた。

　最上級生となった今秋からベンチ入りを果たした。１８０センチ、８３キロのがっちりした体格で、新チームではエース争いに名乗りを上げている。八木崇文監督も「しっかりと一本立ちしてほしい」と期待は大きい。“番長ジュニア”は目前に迫った高校野球ラストイヤーへ向け、着実に成長の道を歩んでいる。