巨人 山口鉄也氏が引退セレモニーで感慨「幸せな野球人生」内海は涙

 花束を渡した内海哲也(左)と抱擁する巨人・山口鉄也=東京ドーム
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 今季限りで引退した元巨人・山口鉄也氏が23日、東京ドームで行われた引退セレモニーに出席した。

 ファンの前で緊張気味にあいさつ。まずは、「13年間、応援してくださったジャイアンツファンの皆様ありがとうございました。球団関係者のみなさまありがとうございました」と、丁寧に感謝の言葉を述べた。

 育成選手からスタートしたプロ生活。「13年前、育成選手としてジャイアンツに入団しました。そのときはまさか13年もやれると思っていませんでした」と振り返り、続けて「今も東京ドームのマウンドは、自分にとって夢の場所でした。今日、この場に立って改めて思いますが、この夢のような環境で、最高のチームメートとともに最高のファンの方たちの前で野球ができたことは一生の宝物になりました」と、感慨に浸った。

 リリーフ左腕として通算642試合に登板したが、「いつもマウンドに上がることが不安でした」と心境を吐露。孤独なマウンドでファンの声援が後押しになったとし、「いい時も悪い時も変わらず応援してくれたファンの方たちがいたから、今日まで投げ続けることができました。13年間は長いようで短かったですが、幸せな野球人生でした。本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 オフは一緒に自主トレを行ってきた先輩・内海の瞳は涙で真っ赤。チームのピンチを何度も救ってきた左腕に、ファンからも大きな拍手が降り注いだ。

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