ソフトバンク、ファイナルS目前 工藤監督「先手必勝」

 ファイナルSを目前に控え、ソフトバンクの工藤公康監督(55)が16日、改めて「先手必勝」を強調した。西武を猛追した9月はメットライフドームで3連戦を2度戦い、全試合で先制を許して1勝5敗。敵地での直接対決で突き放され、奇跡の逆転Vを現実にすることはできなかった。

 「(西武に)先制点を与えたことで、なかなかこちらが逆転できない状態で終わってしまった。まずは投手が抑えて、自分たちのペースでやっていきたい」。特に初回に先制された4試合は全敗と圧倒されただけに、工藤監督の言葉にもより力がこもった。

 16日は午前9時半からヤフオクドームでの先発投手練習をチェックし、午後からチームとともに東京都内へと移動。「西武は打って打って勝ってきたチーム。投手が勇気を持って投げ込めるかが、うちにとっての鍵になる」。脅威の「獅子脅し打線」にもひるまない攻めの投球を期待した。(倉成孝史)

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