履正社が大阪桐蔭に雪辱V 今夏大阪大会準決勝で逆転負けの因縁ライバル

 「秋季高校野球大阪大会・決勝、履正社5-2大阪桐蔭」(14日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 履正社が大阪桐蔭を破り、5年ぶり5度目の優勝を果たした。

 大阪桐蔭には今夏の大阪大会準決勝で、1点リードの九回2死走者なしから逆転負けを喫していた。当時も出場し、悔しさを味わった主将・野口海音捕手(2年)らにとってはリベンジとなった。

 打線が序盤に集中力を見せた。初回は3番・小深田大地内野手(1年)の先制適時打など4安打を集めて3点を先制。三回には小深田が右翼席へ2ランを放った。

 16年秋季大阪大会準決勝での勝利を最後に、17年センバツ決勝から続いていた対大阪桐蔭の公式戦4連敗を止めた。小深田は「夏に負けているので、先輩の分も勝たないといけないと思っていた。今までで一番の当たりでした」と、会心の一発を振り返った。

 岡田龍生監督は「うちは夏の3年生の悔しさがあり、(夏も)出ていた野口にも悔しさがあったでしょう。桐蔭さんは『次、また』という気持ちで来るでしょうから、そういう意味では切磋琢磨できている」と、ライバル対決を振り返った。

 来春センバツ出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会(20日開幕、兵庫)への出場は決定済み。同大会では、準優勝した17年以来のセンバツ出場を目指して勝ち上がりを狙う。

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