DeNA高田GM退任会見「優勝して格好良くと思い描いていたが…」GM制は廃止へ

退任会見を行い南場オーナー(中央左)から花束を受け取るDeNA・高田GM(中央右)。左は岡村球団社長、右は三原球団代表=横浜市内の球団事務所
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 今季限りで退任するDeNA・高田繁ゼネラルマネジャー(GM=73)が12日、横浜市内の球団事務所で退任会見を行った。

 数年前から球団に辞意を伝えながら慰留されていた高田GMは「この2、3年、GM職が体力的にも精神的にも厳しいと感じていた」と退任理由を説明。最後の年に掛ける思いは強かっただけに「優勝して格好良く(退任)と自分で思い描いていたが、残念ながらそうならなかった。ファンの方には申し訳ない」と話した。

 これに伴い球団はGM制度を廃止。三原球団代表が編成部門のトップを務めるが「高田繁の代わりになれるものではない。組織としてやっていく」と吉田スカウト部長を球団代表補佐とし、進藤編成部長、萩原チーム統括部長らを中心にチーム編成を行っていく。

 退任後、高田GMは親会社であるディー・エヌ・エー社のフェローに就任。さらに今年12月の学生野球資格回復の講習を受け「子供たちや学生、アマチュアの選手を教えていきたい」と思いを語った。

 浪商から明大を経て巨人に入団し、選手、指導者、解説者、球団フロントとして約50年間をプロ野球で過ごし「このプロ野球人生、本当に幸せでした。元気に胸を張ってプロ野球を卒業します」と笑顔。来季のDeNAには「ファンの皆さまの期待に応えられる成績を残せると思う。いちファンとして応援してきたい」と話した。

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