由伸コールに応援歌が止まらず…巨人高橋監督が執念の采配連発!CS導く

阪神に勝利し、スタンドの声援に手を振って応える高橋監督
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 「阪神4-9巨人」(9日、甲子園球場)

 退任が決まっている巨人・高橋由伸監督が最終戦で勝利に導き、3位が確定。2年ぶりのCS進出を決めた。

 勝てばCS進出が決まる一戦。負ければ、巨人指揮官としてラストゲームとなる可能性もあった中、高橋監督が執念の采配を繰り出した。

 先発メルセデスを六回途中であきらめ、セットアッパー畠を前倒しで起用。小林の悪送球で同点に追いつかれたが、七回からは守護神の山口俊を2イニングで登板させた。

 打線は七回、4番・岡本の32号ソロで勝ち越し。ここでさらに1死一、三塁のチャンスをつかみ、高橋監督が小林にスクイズを指示。見事に決まり、リードを2点に広げた。

 八回には岡本の2打席連発33号2ランなどでリードが5点に。それでも手綱を緩めず、九回はエース菅野を5年ぶりに救援マウンドへ送り、無失点で締めた。必勝態勢を敷いた高橋監督の執念が実り、ついにCS進出を確定させた。

 巨人は13日からのCSファーストSでヤクルトと戦う。

 試合後、背番号24を先頭に左翼席へあいさつ。G党からは指揮官の現役時代の応援歌が流れ、由伸コールも沸き起こった。

 帽子を取って感謝した指揮官は「優勝はかなわなかったが何とかクライマックス。みんなのがんばりで次につながった。感謝したい。みんなの気持ちが出た良い試合だった」と安どの笑み。主砲・岡本の活躍には「まだクライマックスがある。すべては振り返らないが、頼もしく成長した。こういう勝負のかかったところで決めてくれた」とうなずいた。

 菅野の救援登板には「何とか菅野で締める展開にもっていきたかった。体もきつかったと思うががよく頑張ってくれた」とエースに感謝。CSに向けてチームの一体感も高まっており、「シーズンが終わってひと区切りではないが、すぐに始まる。気持ちを切り替えて準備したい」と逆襲を誓った。

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