済美・矢野 十三回に史上初の逆転サヨナラ満塁弾「頭が真っ白。最高の一日です」

 13回、右越えに逆転サヨナラ満塁打を放つ済美・矢野(撮影・石湯恒介)
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 「第100回全国高校野球選手権・2回戦、済美13-11星稜」(12日、甲子園球場)

 済美(愛媛)が2点を追う十三回、1番・矢野功一郎内野手(3年)の史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打で星稜(石川)を下し、2年連続の16強入りを決めた。

 試合は延長十二回を戦って9-9のまま、決着がつかず、今大会2回目のタイブレークに入った。

 先行の星稜は無死一、二塁から始まるタイブレークで内野ゴロで1死二、三塁として、三ゴロ野選で1点を奪い、なおも一、三塁からスクイズで2点を勝ち越した。

 一方の済美は、9番の政吉完哉外野手(3年)が三塁前に絶妙なバント安打を決めて、無死満塁。ここで矢野が右翼ポール際へ、大会史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。

 サヨナラ満塁弾としては、1977年の川端正(大鉄、対津久見)以来、2人目、逆転のサヨナラ満塁本塁打となると史上初となった矢野は、「あまり感触もなかったので入るとは思っていなかった。頭が真っ白で何も考えられなかったです」と興奮気味にコメント。

 「しっかり踏ん張っていこうと。(先発の)山口(直哉)が抑えてくれていたので、みんなでホッとしています。自分たちの自信にもつながったので準備をしっかりしてつなげていきたい。最高の一日です」と息を弾ませていた。

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