楽天・則本、お待たせ!11奪三振 省エネ110球で今季初完投星

 「楽天5-2オリックス」(20日、楽天生命パーク宮城)

 奪三振と省エネ投球の両立を演じ切った。今季初の2桁奪三振となる11K。そして110球で今季初の完投勝利。楽天・則本が貫禄のマウンドでチームに今季初の連勝をもたらした。

 「まずは先発が試合をつくること。チームの状況は良くないかもしれないけど、一人一人、自分の仕事をして乗り切るしかない」

 試合前に語った則本の言葉通りだった。三回に5本の長短打で2点を失ったが、四回からギアが入った。「打たれた相手をしっかり抑えたかった」。目が覚めたように三振を量産し、六回までの3イニングで打者計10人に対し7三振を奪い、2桁に到達。これで完全に流れを引き寄せた。

 昨季メジャー記録に並ぶ8試合連続2桁奪三振を達成した球界が誇るドクターK。自らの代名詞である三振にこだわりを持ち続ける一方、球数を少なくすることもテーマの一つ。フォーク、チェンジアップ、スライダーがさえ、右腕が望む両方を手に入れた。「もっと少なく投げ切れる。これで満足しているわけではない」とさらなる高みを見つめた。

 エースの気迫に打線も奮起し、六回に逆転に成功。今季初の連勝に梨田監督も「意味のある勝ちだった」と称えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス