「ロッテ０－３オリックス」（１９日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ロッテ打線はオリックスのドラフト１位左腕・田嶋の前に七回まで２安打で無得点。お手上げだったが、気を吐いたのがドラフト２位の藤岡裕大内野手だった。

　一回１死無走者で１－１からの１４５キロ低めのストレートを中前に運んだ。

　トヨタ時代にＪＲ東日本に在籍していた田嶋と一度対戦し、打ち取られている。

　「きょうは真っすぐが速かった。コンパクトに打つことができた。いい形になっている」と振り返った。

　出塁するとすかさず二盗を決めた。プロ初盗塁だ。「タイミングを見て行こうと思っていた」。

　九回には増井からもヒットを打ったが「左から打てて良かった」と田嶋から社会人時代の借りを返して表情を少し緩ませた。