「広島７－４ヤクルト」（１７日、呉市二河野球場）

　節目を白星で飾れずとも、存在感は示した。ヤクルト・青木宣親外野手が史上４８９人目のＮＰＢ通算１０００試合出場。先制点をもたらし、さらに２安打と気を吐いた。

　初回は先制の中犠飛。四回は低めの変化球をうまく中前に運び、八回はしぶとく一、二塁間を破った。「タイミングの取り方とか、今日はよくなってきた感じがある」と手応えを口にした。

　１５日は今季初めて欠場し、休養明けでしっかり結果を出した。１０００試合も通過点。「日本ではそんなに出ていなかったんだという感じ」と苦笑した。

　チームは勝率５割に逆戻り。「今は一つ一つやっていくことだけだから。今日も最後まで粘っていた。明日以降、そこを勝ち切れるようにしたい」と気力十分の声を響かせた。