大城サヨナラ打でオリックス連敗脱出 初猛打賞の宗お膳立て
「オリックス3-2楽天」(12日、京セラドーム大阪)
オリックスの2番・大城はハーマンの直球に狙いを定めていた。同点の九回1死二、三塁。2ボールからの3球目、低めの147キロをコンパクトに振り抜き左越えのサヨナラ打にした。
「気持ち良かったですね」
プロ初の劇打に酔いしれた。
プロ3年目。昨秋キャンプから二塁の定位置獲得を目指して取り組んできたが、開幕スタメンはルーキーの山足に奪われた。
「悔しさはあったけど負けないようにやるしかないと思っていました」
オープン戦中に福良監督の指導もあり、打撃フォームを改造した。速球に構え遅れしないように、振り子のようにしていた左足の上げ方をコンパクトに変えた。その成果が結果につながった。
お膳立てをしたのは1番・宗。七回に逆転二塁打を放ち、九回にはプロ初猛打賞となる右前打でつないだ。
開幕から課題とされてきた1、2番の出塁率。2人が機能したとき、チームは連敗から脱出した。