ロッテ・ボルシンガー4回8失点炎上 開幕2戦目の先発候補が早くも正念場
「オープン戦、中日9-3ロッテ」(24日、ナゴヤドーム)
楽天との開幕2戦目(ZOZOマリン、3月31日)に先発予定だったロッテの新外国人右腕・ボルシンガーが大炎上した。
4回を96球で被安打8の8失点だ。
「ゲーム前の準備はしっかりとできていたし、感じも悪くなかった。しかし、8失点という試合になってしまった後では、なかなかコメントするのも難しいが…」と振り返るしかなかった。
一回、先頭・大島への四球と京田の安打で一、二塁。1死後、ビシエドに先制の2号3ランを右翼席へ運ばれた。135キロのストレートだった。
三回にも1死一塁からビシエドに左中間フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。四回にはアルモンテの4号2ランを含む4安打で4点を失った。
ストレートの伸びがなく、変化球の切れもなかった。なにより制球力に欠けた。甘くなったところをキッチリと捉えられた。
井口監督は「制球力がああだから、こういう展開になる」と話したが、試合前から右手人さし指の爪周辺に“ささくれ”があり、出血していたという。
それでも井口監督は「マメだかなんだが分からないが、(本人が)希望して投げた。それであの内容では。考えなきゃいけない」とあくまでも投球内容を求めた。期待は大きかった。
「開幕に向けて最低でも5回以上は投げきれるように、先発投手としての仕事をしておきたい」
助っ人右腕に正念場が速くも訪れた。