中日・小笠原修正能力みせた 初回2被弾も…開幕投手争い踏みとどまる
「オープン戦、中日12-2阪神」(17日、ナゴヤドーム)
ほぼ一騎打ちの開幕投手争い。先陣を切った中日・小笠原慎之介投手(20)は、初の大役をめぐる争いに踏みとどまった。初回に2本塁打を浴びたが、二回から六回までは粘りの投球で虎打線を無失点に抑える力投だ。
「トータルで見たら、悪いなりにも粘ってゲームを作ることはできたと思う。序盤は(腕が)横振りになってしまって全然ダメだったけど、試合の中で徐々に修正することができた」と振り返った。
開幕投手については「少し遠ざかったかな」と悔しがったが、朝倉投手コーチは「自分で縦振りに修正できていた」と修正能力を評価。18日はライバルのジーが先発し、小笠原に残された登板チャンスはあと1試合だ。「(開幕戦の)30日に投げる準備はしている。あとは監督さんが決めるのを待つだけ」。最後まで諦めずにアピールを続ける。