稲葉ジャパン 5戦全勝 今宮の本塁突入アウトもリクエスト成功!判定覆った

 2回、今宮の本塁アウトの判定にリクエストを求めセーフとなり、喜ぶ稲葉監督(右)
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 「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018、日本6-0オーストラリア」(4日、京セラドーム大阪)

 野球の日本代表「侍ジャパン」がオーストラリア代表に2試合連続完封勝利。稲葉篤紀監督(45)は就任以来5戦全勝とした。1点リードの二回には秋山の適時打に続き、無死二、三塁から松本の右飛で三走・今宮が本塁へ。クロスプレーで一度はアウトになったが、リクエストによるリプレー検証の末に判定が覆った。

 勝利の瞬間、稲葉監督は少しだけ頬を緩めた。コーチとがっちり握手をし、ナインとハイタッチした。強化試合2連勝。昨年のアジアCSを含めて“5連勝”と稲葉ジャパンが、国際大会で無類の強さを見せつけた。

 勝利への執念を見せつけたのは二回。2-0としてなおも無死二、三塁。松本の右飛でタッチアップした三走の今宮は本塁でいったんはアウトの判定。だが指揮官はリプレー検証を「リクエスト」し、判定はセーフに覆った。貴重な3点目を奪っただけではなく「ああいう経験ができて良かった」と語った。

 組み替えた打線が機能した。秋山は第1戦から1番に座るが、この日は2番に松本を起用。2人で5打点と打線をけん引した。アジアCSのメンバーにも招集した若い松本に関しては「自分のやるべきことを整理してやっている。意識の高さが、ある」と能力を把握した上での抜てきだった。

 今回の期間中、大山ら若い選手たちと積極的に会話をし、コミュニケーションを図ってきた。若手には「ノビノビと思い切ってやってくれと言っていました」と稲葉監督。20代の選手たちがリラックスしてプレーできる環境を作り、連勝街道につなげた。

 2020年東京五輪金メダル獲得に向け、今後も試合をこなし準備を進める。「今回の選手を軸に、このチームを土台にしてやっていきたい」。世界の頂点を目指し、稲葉ジャパンの本当の戦いはこれからだ。

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