ギータ打!筒香打!稲葉侍フル代表初戦3、4番が決めた

 6回、先制となる適時打を放つ柳田(撮影・山口 登)
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 「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018、日本2-0オーストラリア」(3日、ナゴヤドーム)

 2020年東京五輪で金メダルを目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、ナゴヤドームでオーストラリア代表と強化試合の第1戦を行い、2-0で競り勝った。稲葉篤紀監督(45)が就任後初めて年齢制限なく編成したチームで臨んだ一戦は、六回に柳田悠岐外野手(29)、筒香嘉智外野手(26)の連続タイムリーで2点を奪った。第2戦は4日に京セラドーム大阪で開催される。

 侍ジャパンの“目玉打線”が、さく裂した。3番・柳田、4番・筒香の重量級コンビが躍動。フル代表で臨んだ初戦を白星で飾った稲葉監督は、「結果を残す。さすがだなと思いました」と目を細めて2人を絶賛した。

 0-0の六回に均衡を破った。3年ぶりに代表に復帰した柳田が、1死二塁から中前に運ぶ先制打。「(それまで)2三振だったので自分にプレッシャーをかけて『前に飛ばせ』と。やっとチームの一員になれた」と会心の笑みを浮かべた。筒香も右越え適時二塁打で続き、相手にダメージを与えた。

 指揮官の理想を体現した。野手陣に求め続けてきたのは「スピード&パワー」だ。「柳田は3番に入って足もある。塁に出て走ってもらって筒香がかえす」と稲葉監督。快足も魅力の柳田が主砲の筒香へつなぐ打順の並びも、日本代表の理想の一つだ。

 それも筒香の勝負強い打撃があってこそだ。「4番を打たせていただくのは責任がある。結果を残さないといけない。4番を打たせていただく機会があれば力を100%出せるようにしたい」と強い意気込みを示す。4日の第2戦は3番に入る可能性もあるが、指揮官は筒香のベストな打順を模索する考えだ。

 競った展開の中でチャンスを逃さず、相手に粘り勝ちしたことは大きい。「粘って粘って勝てた。大きな収穫があったと思います」と稲葉監督。最終目標の2020年東京五輪金メダル獲得へ、上々のスタートを切った。

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