巨人・ヤングマン0封 セ007カーブを警戒「スッと消える感じ」
「練習試合、巨人5-7KIA」(18日、沖縄セルラースタジアム那覇)
巨人の新外国人、テイラー・ヤングマン投手(28)が18日、韓国・KIA戦の五回から対外試合に初登板し、2回を1安打無失点に抑えた。独特に変化するカーブにセ・リーグ他球団の007が要注意マークをつけた。
ここぞの場面で決め球が生きた。五回を三者凡退に抑え、迎えた六回。1死満塁のピンチでカーブを多投し、連続三振に仕留め無失点で切り抜けた。「2人の三振はいいカーブを投げられた。カーブは一番大きな武器だからね」と198センチの長身右腕は胸を張った。
米国では動く直球と110キロ台のカーブで実績を積み上げてきた。ヤクルト・西沢スコアラーは「(阪神の)メッセンジャーみたいにグーンとくるというより、スッと消える感じ」、広島・吉年球団部情報課長も「動くボールがやっかいだね」と警戒した。
この日はマシソン、カミネロも登板。4つの1軍外国人枠を争う新助っ人は「自分の置かれている状況の中でベストを尽くす」と淡々。結果を残し、先発ローテを勝ち取る。