初出場の中央学院“二刀流”大谷 150キロ出す!エースで4番!一発も打ちたい

 「選抜高校野球大会選考委員会」(26日、オーバルホール)

 昨秋関東大会優勝の中央学院(千葉)は、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。今秋ドラフト候補右腕でエースと4番を務める大谷拓海投手(2年)は、冬場に焼き肉店での“食事トレ”で7キロの増量に成功。パワーアップした体で、150キロ到達と聖地弾を目標に掲げた。

 くりっとした目が、キラキラと輝いた。初めて立つ憧れの聖地。大谷は「ずっと見てきた舞台に立てるのはうれしい」と喜びを口にした。

 最速145キロを誇り、高校通算23本塁打。投打でチームを支える「エースで4番の大谷」となれば、注目されないわけがない。憧れる選手はダルビッシュ(ドジャースFA)と柳田(ソフトバンク)だが、エンゼルスに移籍した大谷についても素直に「すごい」と感嘆する。そんな右腕が目指すのも「できるなら“二刀流”を続けていきたい」という究極の道だ。

 昨秋大会後は、チームメートとともに“食事トレーニング”を導入。週3~4回は通常の夕食後に焼き肉店で夜食を取り、好物の牛タンやとんかつをおかずに、1・2キロの白米を胃袋に詰め込んだ。体重は7キロ増の77キロに。「体重移動がしやすくなった。スピードが上がって回転もよくなったと捕手に言われる」と成長を実感する。

 初出場となる中央学院の躍進には、大黒柱の投打にわたる活躍は不可欠。「150キロは出したい。ホームランもカウントが良かったら狙っていきたい。優勝して夏につなげたい」と目標を掲げた。エンゼルス・大谷は、12年センバツで最速150キロを計測し、特大ソロを放った。負けない輝きでマンモスを沸かせる。

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