星野氏との別れに下柳氏が涙…泣きながら励まされた思い出明かす

 中日、阪神、楽天などで監督を歴任し、4日に急逝した星野仙一氏(享年70)を追悼するABC「虎バン 追悼特別番組 ありがとう星野仙一さん」が8日に放送された。阪神、楽天在籍時に星野氏のもとで活躍した元投手の下柳剛氏も出演し、目に涙を浮かべながら亡き恩師への感謝を語った。

 下柳氏は、星野氏が阪神監督を務めていた02年オフに日本ハムからトレードで移籍。「(阪神に)来たくなかった。星野さんやもん。30(歳)過ぎて、また怒られるのは嫌だった」と冗談交じりに当時を振り返ったが、実際に怒鳴られたことはないそうで、移籍後は「男・星野仙一」の魅力に引き込まれた。

 現役最後の所属チームとなった楽天でも星野監督とともに戦った。当時、2軍落ちとなった同氏は「実は一度、心が折れて監督のところに引退しますと言いに行った」ことがあったと明かした。

 涙ながらに引退の意思を明かす同氏を、星野氏も同じように泣きながら「もう、一回頑張れ」と励ましたという。その言葉で現役続行を決めた思い出を明かす下柳氏の目には、大きな涙が浮かんだ。

 恩人との早すぎる別れを悔やんだ下柳氏は「監督のおかげで中途半端な形で引退せずにすみました」と、天国に向けて感謝の言葉を送った。

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