星野氏に恩…中日ドラ5伊藤康、ドラゴンズ入り伝えたかった
4日に亡くなった星野仙一氏を追悼し、中日の新人合同自主トレーニングが行われたナゴヤ球場では、7日、半旗が掲げられた。練習前には育成を含む新人8選手とスタッフが、一塁ベンチ前で黙とうをささげた。
ドラフト5位の伊藤康祐外野手(17)=中京大中京=は小学5年時に、兄・寛士さんが選出された日本選抜チームの米国遠征に家族と同行し星野氏と出会った。キャッチボールをしてもらい、「いいボールを投げるな」と言われたという。
中学1年でボーイズリーグの全国選抜に入り、招待されたオリックス-楽天戦(京セラ)で再会。そのときの集合写真と「夢」と書かれたサインボールは実家にあるという。伊藤康は「『あのときお世話になりました。ドラゴンズでプレーすることになりました』と言いたかった。残念に思います」と話した。