巨人 再生へ「侍の頭脳」ヤクルト・志田スコアラー引き抜き

 侍の頭脳をヘッドハンティングだ。3年連続で優勝を逃し、再生へ待ったなしの巨人が日本代表のスコアラーでヤクルト・志田宗大スコアラー(38)の招聘(しょうへい)へ動きだす。

 11年ぶりBクラスという屈辱を味わった名門。再生方法はドラフトやFA補強だけではない。対戦チームの的確な分析、現場への反映を円滑にするスタッフの整備もフロントの腕の見せどころ。そこで、日本代表でも実績のある志田スコアラーに白羽の矢を立てた。

 志田スコアラーは青学大からドラフト8位で2002年に外野手としてヤクルトに入団。10年に引退し、スコアラーに転身した。14年から3年間は中日担当を務め、すべて勝ち越し。15年には14年ぶりリーグ優勝に貢献している。

 日本代表では小久保ジャパン時代から日の丸を下支えした。手腕を買われて、引き続き稲葉ジャパン入り。「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」の開幕前は韓国へ飛び、ライバルを徹底分析。日本ベンチでは稲葉監督の隣に陣取り、指揮官のリクエストに応えて見事、優勝へ導いた。

 巨人は今季から打球の角度や飛距離、投球の回転数などを測定できる「トラックマン」を導入した。志田スコアラーには今後、野球の科学にも期待が掛かるとみられる。

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