侍・外崎大当たり!先制弾含む3安打「夢のよう」足でも魅せた
「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017、台湾2-8日本」(18日、東京ドーム)
勝負どころで輝きを放った。日本代表・外崎修汰内野手(24)=西武=が先制V弾を含む3安打2打点に加え、足でも躍動。打のヒーローとしてチームを決勝の舞台へ導き、お立ち台に上がった24歳は「すごい夢のようです」と代表初本塁打を感慨深げに振り返った。
殊勲打は二回2死走者なし。カウント1-2から、相手左腕・林政賢の7球目だ。「追い込まれていたので球を引きつけて」と高め直球を仕留めた。一瞬の静寂の後、ボールが右翼席へ着弾すると、大歓声がこだました。
1点リードの五回先頭では中前打を放ち、犠打で二進。直後の田村の打席では「ミーティングでも三盗はチャンスがあるぞとあった」と2球目に三盗を決め、追加点を呼び込み、九回は左越え適時二塁打で勝負を決めた。
守備でも内外野をこなせる便利屋はこの日左翼、三塁を難なくこなした。「負けられないプレッシャーがあった」と振り返るが「シーズン通り試合にも入っていけている」と手応えも持つ背番号7。「絶対優勝して、日本の野球に活気をつけていきたい」。決勝でも、アジアの頂に導く準備はできている。