西武は１７日、楽天を退団することが決まった松井稼頭央外野手（４２）の獲得を発表した。２００３年以来１５年ぶりの古巣復帰となる松井稼は打撃、走塁、守備全ての指導を担うテクニカルコーチを兼任する。１年契約で年俸は４０００万円。

　埼玉県所沢市の球団事務所での会見では、かつての在籍時もつけた背番号「７」のユニホームに袖を通した。「西武に戻ってくることができて、感謝の気持ちしかない。優勝を目標とするチームの一員になりたい」と決意表明した。

　楽天からのコーチ就任の打診は断り、選手兼任を提案した西武を選択した。「試合に出ることが一番のこだわり。どこでも言われたところでやりたい」。コーチとして若手に助言しながら、内外野を問わず与えられたポジションで１０年ぶりのリーグ制覇を目指すレオを支える。