日本ハム中田、残留へ「気持ちは決まっています。後悔はない」

 日本ハム・中田翔内野手(28)が13日、今季8月に取得した国内FA権を行使せず残留する方針を固めたことが明らかになった。今季は右足内転筋痛などの影響で不調に終わり、連覇を逃した責任を痛感しただけに、来季は日本ハムの一員として日本一奪還を目指す覚悟。14日に札幌市内の球団事務所で会見を開き、正式に残留を表明する。

 悩み抜いた末にようやく結論を出した。札幌市内の練習施設で自主練習後、中田は「気持ちは決まっています。自分で決めたので後悔はない。明日、話します」と説明。行使か残留か明かさなかったが、残留で気持ちを固めたもようだ。

 中田は8月に国内FA権を取得。当初は他球団の評価に興味を示していたが、シーズン終了後、球団と数回交渉を重ね、「球団から必要としている言葉を頂きました」と残留へと気持ちは傾いていった。今季はチームがBクラスに転落したこともあり「ファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱい」と責任を痛感。恩師の栗山監督を胴上げする思いが再燃したようだ。

 既に来季の巻き返しへ燃えている。今季は開幕直後に右足内転筋を痛めて離脱した影響もあり、打率・216、16本塁打、67打点。主砲を務めてから過去最低の成績に終わった。

 にもかかわらず、シーズン終盤から試合中に「お前が必要」と横断幕が掲げられた。そんなファンの残留要請を受け「ありがたい」と感謝。今オフは地元・広島市内のジムや、札幌で黙々とトレーニングに励む中田。今季の屈辱をバネに来季は日本ハムで4番として、チームを優勝させる成績を何としても残す。

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