創成館・伊藤が好救援 上から横から変幻自在
2枚
「明治神宮野球大会・高校の部・1回戦、創成館5-1おかやま山陽」(10日、神宮球場)
変幻自在の右腕が、創成館の大会初勝利に大きく貢献した。時にスリークオーター、時にはサイド。七回途中から登板した伊藤大和投手(2年)が2回2/3を無失点の好救援をみせた。
打者によって2種類の投げ方を使い分け、9人に対して無安打1四球のみ。130キロ台後半の直球に加え、スライダーなどの変化球も違う腕の位置から巧みに操った。
今夏に腰椎分離症で2カ月離脱。負担の少ない投げ方を模索する中で、コーチの助言もあってサイドスローを始めた。全国舞台で結果を残し「最初は緊張したけど、自信になりました」と笑顔。先発で七回途中1失点の左腕・川原陸投手(2年)も投手転向は今春から。初出場校にダークホースの気配が漂う。