オリックス・山崎颯に首脳陣熱視線「末恐ろしい」

 オリックスのルーキー山崎颯一郎投手(19)が10日に行われる韓国・LGとの練習試合(東部球場)に先発、2イニングを投げることが分かった。

 秋季キャンプ初日からブルペンで投げ込む背番号63に注目が集まった。189センチ、80キロの細身。長い手足をいっぱいに使い投げ込む速球は角度、キレ、勢いが桁外れだった。

 見守った高山コーチが「指にかかったときのボールは素晴らしい。まだ体ができていない中であのボール。末恐ろしいですね。エースになれる素材だと思いますね」と絶賛すれば、福良監督も「角度、腕の長さは武器。カーブの落差も面白いね。これまでのウチにはいないタイプ。というか、ほかでも思いつかない。見たことがないタイプ。大きく育ってほしいし、育てないと悪い。それだけのものになる期待を感じさせる投手」とポテンシャルの高さを口にした。

 山崎颯は昨年のドラフト6位で敦賀気比から入団。今季の1軍登板はなく2軍でも6試合で2勝1敗、防御率4・63。

 だが、10月のフェニックスリーグでは2勝。初戦の日本ハム戦で6回無失点の好投を見せれば、23日・サムスン戦では2失点完投。しかも速球に強いと言われる韓国選手に対して117球のうち変化球はカーブ4球だけ。MAX149キロの剛球だけで封じ込めて見せた。

 山崎颯は今キャンプの課題を「まっすぐのキレを上げて、精度を上げたい。変化球のコントロールも上げたいですね」と話す。

 初実戦に向けては「強い球を投げていきたい」と力強く宣言した。

 福良監督の前で実戦登板は初。逸材がいよいよベールを脱ぐ。

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