ソフトバンク・川島がサヨナラV撃「僕らが勝たないといけないと思っていた」

 「日本シリーズ・第6戦、ソフトバンク4-3DeNA」(4日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは、これ以上にないサヨナラV撃で日本一を決めた。激闘の末に生み出した自らの一打に実感を込める。「僕らが勝たないといけないと思っていた」。川島慶三内野手が決めた。執念の一打をドラマチックに結実させた。

 祈るように打球を見た。同点で迎えた延長十一回2死一、二塁。DeNAの7番手・三上に視線を送り打席へ。決死な思いで放った打球は一、二塁間を抜けていく。二走・中村晃のVホームを確認すると思わず右手を掲げた。ベンチから駆けだしてきた仲間が作る歓喜の輪へ跳びはねるように加わった。

 ここぞの場面でも冷静さを失わない。九回までの4打席で3三振するなど無安打。「やられていたので右方向を意識して」。本拠地での大舞台。このまま終われなかった。

 指揮官の言葉がうれしい。試合後の勝利監督インタビューで工藤監督から「慶三、よくやったぞ」とねぎらわれ両手を掲げて応えた。仲間とつかんだ王者の座。ベテランの笑顔が最高に輝いていた。

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