瀬戸内 5年ぶりのセンバツ当確ならず…序盤でミス 巻き返し及ばず

 「高校野球・秋季中国大会・準決勝、瀬戸内4-7おかやま山陽」(4日、しまなみ球場)

 準決勝2試合が行われ、瀬戸内(広島3位)がおかやま山陽(岡山3位)に4-7で敗れ、5年ぶりの甲子園出場を確実にすることはできなかった。尾道(広島4位)も下関国際(山口1位)に0-7で八回コールド負け。決勝に進んだ2校は来春の選抜出場へ当確ランプをともした。広島勢の選抜出場は来年1月に開かれる選考委員会の判断に委ねられる。

 最後まで逃げ切ることはできなかった。来春の選抜出場となる切符が目前に迫っていた瀬戸内。終盤に巻き返しを見せたが届かず、決勝進出を逃した。

 長谷川義法監督(49)は「悔しい。立ち上がりから、自分たちの野球ができなかった。序盤にミスが出て、リズムよく試合に入ることができていなかったと思う」と敗戦の要因を振り返った。

 初回、四球と失策などが絡み2点を献上。あっさりと先制点を奪われた。1点リードの四回には、1死二、三塁からスクイズで同点とされると、次打者に左前へ勝ち越し打を許し、先発の山崎は降板となった。代わったエース・浴本も連打を浴び、この回計4点を奪われた。

 5年ぶりの甲子園出場へ、同じく準決勝で敗れた尾道と残りの枠を争う。「吉報を待つだけ。(広島)代表に選ばれても、しっかりと戦えるように、早めの準備をしたい」と指揮官。敗戦を糧にチーム力の底上げをしながら、大舞台に向けてさらなる進化を目指す。

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