さすが首位打者!DeNA宮崎、大暴れ猛打ショー 先制V打&ダメ押し弾
「セCSファイナルS・第2戦、広島2-6DeNA」(19日、マツダスタジアム)
ここぞで首位打者の貫禄を示した。DeNA・宮崎敏郎内野手(28)が先制V打、1本塁打を含む3安打3打点の大暴れ。負ければ相手に王手を許す一戦で躍動した5番打者は「短期決戦は先制点が大事。先に点を取れたのが良かった」と満足げに話した。
均衡を破ったのは三回2死満塁。カウント2-2から野村の内角シュートを詰まりながらも左前へ運ぶ2点適時打。「インコースはいつか来ると思って張っていた」と思い通りの一打で先制点を奪った。五回も2死一塁からエンタイトル二塁打でその後の得点を呼び込むと、九回には左中間席へ一発を放ち、とどめを刺した。
今季打率・323で首位打者となったが、CSに入ると試合前まで15打数2安打。バットが湿りがちになっていた。それでも「走者がたまった状態が多い。想定しながら、心と体の準備は常にしている」と中軸を担う自覚を常に持ち続け、この日の打の主役に輝いた。
4番・筒香が4打数無安打だった中での宮崎の躍動に、ラミレス監督も「筒香がたまに打たなかった時、しっかりカバーしてくれる。本当に大きな活躍だった」と目を細めた。「このままの勢いで明日もいければいい」と宮崎。再び目を覚ました打棒で猛威を振るい続ける。